今ちまちまと書いてる小説の一部

そして一斉にこちらを見たかと思えば、百鬼夜行は音もなく、一斉に空間に溶けた。それと共に拡がっていく妖気。
「異界に引きずり込まれたか」
「これで思い切り戦えますね」
「……貴様、まさかそのために我を止めていたのではあるまいな?」
「バレてしまいましたか」
 ライドウは楽しげにふふ、と笑ってみせた。

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